眠り姫に恋したのは年下御曹司
ここ一ヶ月の悩みも馬鹿みたいに思えてくる。


それでも陽平の気持ちが知れて浮かれている私がいる事に気づいていた。


私だけが…………なんて思う必要はなかったんだ。


陽平は私の為に仕事も頑張ってくれてたし、別荘で過ごす事を思い浮かべて頑張っていたと言っていた。


後ろ向きに考えるのではなく、前向きに考えて頑張る陽平の姿を知った。


これからは不安にはならないで、前向きに考えて頑張る陽平を見習いたいと思った。



「陽平は凄いね。」


「どこが?」


「ポジティブなとこ。」


「そう?」


「行動力も半端ないし。」


「莉乃だけに。」


「そうやって口にできる所も。」


「莉乃もして?」


「ふふっ、簡単には変われない。」



改めて陽平を尊敬した。


年下で甘える事もあるけど、考えはしっかりしているんだと改めて実感した。



「莉乃、俺の行動に引いてない?」
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