眠り姫に恋したのは年下御曹司
乗り換えの駅で陽平を見つけた。


二人で同じ駅で降りて帰宅する。



「莉乃、食べてく?」


「いいよ。」


「なら近場でいい?」



陽平と駅近のレストランに入る。


遅い時間もあり、結構空いている。



「莉乃、来週の打ち合わせはウチの会社に来る?」


「行くよ。陽平も出席?」


「するよ。なら会えるね。」


「ふふっ、今も会ってるよ。」



二人の時間が楽しく思える。


こんなに遅い時間に帰宅すれば、ゆっくりと家で寛ぎたい筈なのに。


それでも陽平と過ごす時間は楽しく思える。



「莉乃、今週の金曜は飲みに行かない?」


「飲みたいの?」


「飲めなかったし。リベンジ。」


「ははっ、そうだね。いいよ。」


「今度こそ、俺のおススメの店でいい?」


「いいよ。」



金曜に二人で飲みに行く約束をする。


週末が楽しみになってくる。


ご飯を食べた私達はお互いの家に帰っていく。
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