葵くん、そんなにドキドキさせないで。


うーん…考えれば考えるほど、私じゃなくてもいい気がするんだけれど…


もっと美人さんで、葵くんの隣に立っていても変じゃない子のほうがいいんじゃないかな?





「あ、田中さんは気にしないで食べてなよ」





ニコッと笑う葵くん


…そ、その作り笑い、癖なのかなぁ…

それに気にしないでって…


遠慮しちゃうのは当たり前だよね?





グゥゥ____




どうしよう、なんて思っていた時になってしまった私の腹の虫。


た、タイミング悪すぎっ





「大丈夫、聞こえてないし」


「きき、聞こえてるじゃないですかっ」




クスクスと笑う葵くんに真っ赤になる私


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