葵くん、そんなにドキドキさせないで。
チラリと横目で私を見る
…うぐぐ、それだけなのにどうしてこんなに色気が漂ってくるのっ
「…どうして、期間限定で彼女なんか作ろうと思ったの?」
恐る恐るそう聞くと、葵くんは面倒くさそうに眉間にシワを寄せた
お、怒らせた…かな。
でもでも、これは私にだって知る権利はあるよね…?
「……はぁ…」
ため息をつく王子様
それにびくりと肩をあげた
「…田中さん、問題です」
「……えっ?」
いきなり起き上がったかと思ったらこんなことを言う
「3ヶ月後には何があるでしょうか」
突然の質問に目をパチクリ
えっと、えーっと…3ヶ月後?
今は9月で…だから、12月になって………
「……あっ」