葵くん、そんなにドキドキさせないで。
わ、分かったよ、葵くん。
3ヶ月後には、
「クリスマスがあるねっ」
甘いケーキ、ワクワクするプレゼント、イルミネーション…
もうカップルのイベントみたいなものだ!
「バカ、そんなにうっとりするんもんじゃねぇんだよ、俺から言えば」
不機嫌顔でそう言った葵くんを見る
クリスマス、葵くんは楽しみじゃないのかな?
「いーい、田中さん。」
「ふぇっ…!?」
いきなり片手でほっぺたをはさまれた
い、痛いよっ、葵くん!?
「クリスマスってもう恋人たちのイベントみたいなものじゃん」
「ほ、ほうへすね…」
「じゃあ、俺の周りの女達がどんな行動とるか分かるだろ」