葵くん、そんなにドキドキさせないで。


わ、分かったよ、葵くん。


3ヶ月後には、




「クリスマスがあるねっ」




甘いケーキ、ワクワクするプレゼント、イルミネーション…

もうカップルのイベントみたいなものだ!





「バカ、そんなにうっとりするんもんじゃねぇんだよ、俺から言えば」




不機嫌顔でそう言った葵くんを見る


クリスマス、葵くんは楽しみじゃないのかな?




「いーい、田中さん。」


「ふぇっ…!?」




いきなり片手でほっぺたをはさまれた


い、痛いよっ、葵くん!?





「クリスマスってもう恋人たちのイベントみたいなものじゃん」


「ほ、ほうへすね…」


「じゃあ、俺の周りの女達がどんな行動とるか分かるだろ」


< 58 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop