リボンと王子様
「美冬さん……おはようございます」
「おはよう……大丈夫?」
気遣わし気に私を見る美冬さん。
「あんまり、大丈夫そうじゃないわよね。
何があったの?」
「……お昼休みに聞いてもらえますか?」
私の本当の休職理由も知っていて、何よりいつも気にかけてくれている美冬さんに嘘はつきたくない。
そう思って、美冬さんにお願いをすると。
「サンドイッチ、食べに行きましょう」
と笑顔で返してくれた。
それから。
いつも通りの業務をこなして。
昼休み。
美冬さんお気に入りのサンドイッチ屋さんにランチに行った。
外出でのランチは上司の許可が必要な為、松永室長の外出許可をもらった。
「やっぱり、このアボカドサンドは美味しいわ」
ご満悦な様子でアボカドサンドを口いっぱい頬張る美冬さん。
対する私は、ツナサンドを食べていた。
「で?
何があったの?」
不意に聞かれて。
私はサンドイッチを、食べる手をとめて話し出した。
話を聞き終わった後。
美冬さんは綺麗に描かれた眉をひそめた。
「それって、穂花ちゃんの誤解なんじゃないの?」
確信を持ったような言い方に瞠目した。
「な、何でですか?」
「おはよう……大丈夫?」
気遣わし気に私を見る美冬さん。
「あんまり、大丈夫そうじゃないわよね。
何があったの?」
「……お昼休みに聞いてもらえますか?」
私の本当の休職理由も知っていて、何よりいつも気にかけてくれている美冬さんに嘘はつきたくない。
そう思って、美冬さんにお願いをすると。
「サンドイッチ、食べに行きましょう」
と笑顔で返してくれた。
それから。
いつも通りの業務をこなして。
昼休み。
美冬さんお気に入りのサンドイッチ屋さんにランチに行った。
外出でのランチは上司の許可が必要な為、松永室長の外出許可をもらった。
「やっぱり、このアボカドサンドは美味しいわ」
ご満悦な様子でアボカドサンドを口いっぱい頬張る美冬さん。
対する私は、ツナサンドを食べていた。
「で?
何があったの?」
不意に聞かれて。
私はサンドイッチを、食べる手をとめて話し出した。
話を聞き終わった後。
美冬さんは綺麗に描かれた眉をひそめた。
「それって、穂花ちゃんの誤解なんじゃないの?」
確信を持ったような言い方に瞠目した。
「な、何でですか?」