好きです、センパイッ!!


無言でお肉……じゃなくてシーザーサラダを食べてる睦月。


いや女子かよっ!

男の子なんだからお肉食べなきゃでしょうがっ。




「ねぇって、聞いてる?」


「聞いてる。……普通にムリだから」


「なんで!」




大きな声を出すと、キッと睨まれた。


……あ、そうか。

そうだった。






「アンタ、女嫌いだったねぇ」


「おいその顔やめろ。ケンカ売ってんのか」


「ケンカは売るものじゃないよ、名詞だよ」





ニヤニヤしながらそう言うと、テーブルの下で足を踏まれた。


うん、もう一回言っておくね。






「私これでも女の子だからね!!?」






耳元で大きな声を出すと、眉を寄せてジトッと睦月は私のことを睨んだ。



ふんっだ。

睦月なんか世界中の女子達に囲まれてしまえばいい!


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