好きです、センパイッ!!
◎それでも私は先輩が好き
私は知ってる。
幼なじみの脅威を!!!
「だってよくあるじゃん!漫画とかでも!いい感じだったヒロイン達が、突然の幼なじみの乱入によってすれ違ってしまうシーン!」
「小春、一回全国の幼なじみの関係に値する人達に謝ろうか」
柚木の前の席に座って、なるみさんのことを話していた私。
ムーっとしながらも「ごめんなさい」と謝る。
「高広先輩の幼なじみ、すごく美人さんだった」
「話聞く限りサバサバ系の美女ってイメージ」
「どうしよう、先輩に彼女が出来てしまう!」
「幼なじみだからって彼女に発展することはないでしょ」
相変わらず冷めている柚木。
ムッスゥー、とした顔をしても無視。
はぁ、とため息をついた。