好きです、センパイッ!!


バッサリそう言い切った先輩に、少しムッとする


そんなストレートに言うことないじゃないですか





「せっかく先輩の体操服持ってきたのに…」


「………。」





…あ、先輩


やっと私のことちゃんと見てくれた

ものすごくドン引きしているけれども!





「…お前それどこで…」


「もちろん先輩のロッカーからに決まってるじゃないですか」


「……それもう犯罪レベルだから」





鍵かけてあんのに…

なんてブツブツ言いながら、私の手から体操服を取る先輩



ふふん、そんなのこう、ちょいちょいっとイジれば簡単に………って、ちょっと…!!





「もうこれ没収な」


「スマホ!私のスマホ返してくださいよっ」



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