好きです、センパイッ!!
「お前の写真見て顔ゆるっゆるにする奴なんていねーよ」
「えっ、ひどい!!」
でもでもっ、猫ちゃんの写真を見てほっこりしてた先輩もステキでしたよ?
……ていうか。
「先輩、もしかしてもう定期試験の勉強してるんですか?」
チラッと単語帳に視線を移す。
試験までまだ2週間以上あったはずだけど……。
「違う。受験勉強」
「な、なるほど」
そっか、先輩は受験生。
勉強してる先輩もカッコいいです。
「ちなみに、どこの大学を目指してるんです?」
「内緒」
「なんでっ!?」
「お前ついてきそうだから」
うぐぐっ、確かに先輩が卒業した後は、放課後毎日その大学まで行こうと思ってたけど!
まさかお見通しだったとは……。