好きです、センパイッ!!


手を伸ばすけど…だめだ、届かない。


うぐぐ、と眉を寄せると、先輩は目を細めてニヤニヤし出す




そんな表情に、きゅん。




たまに小さい子供みたいに笑うから、先輩中毒になるんだよ、私は!





「先輩って本当に…罪な人ですねっ」


「何それ、キモい」


「褒めてるんですけど!?」





んもう、先輩の写真は撮れないし

先輩の次に大切なスマホは取られちゃうし



分かったよ、分かりましたよ、先輩





「先輩の写真、諦めるので返してください」





両手をあげてお手上げポーズ


そしたら先輩は「お」ってちょっとビックリする





「…やけに素直」


< 15 / 442 >

この作品をシェア

pagetop