好きです、センパイッ!!


思い出すのは、なるみさんと2人で手を繋いで楽しそうに笑いあってた場面。


そんなの、HPが残り少ない私にとって、最大のダメージの要因になりかねないからね。



……それに、今先輩に会ったら、汚い感情を見せることになるだけ。


ヤキモチとか嫉妬とかで、どうにかなっちゃいそうだもん。





「先輩に対する気持ちが無くなってからじゃないと、ムリっぽい」


「……そう」




そう。

"先輩が好き"って気持ちが、なくなればいいのに。



チラッと柚木の背中から先輩を見る。





「はぁ!?お前それだけしか食わねぇの?」


「一々声がデカイんだよ。金欠なだけ」





柴田先輩と一緒にいる高広先輩。


ただお話ししてるだけなのに、どうしてあんなにカッコいいんだろうか。


< 199 / 442 >

この作品をシェア

pagetop