好きです、センパイッ!!
「でも、そんな簡単に無くなるものなの?」
「簡単に出来たら苦労しないよ……はぁムリ先輩カッコいい……」
「小春?」
「先輩何買ってるんだろう?私もあれ食べたいなぁ。ていうか先輩ブレザーも着こなしちゃうなんてやっぱりステキだ……あのブレザーの匂いかぎたいな。それか一回でいいから着てみたい。そしたら先輩に抱きしめられてる感じを体験できるんじゃない!?」
「……」
黙ってしまった柚木にハッとする。
い、いけない私ったら!!
好きっていう気持ち、無くなるどころかむしろ増してるんだけど!?
全然先輩に会ってなかったからその反動なのかな!?
「……アンタには、一生ムリそう」
が、ガーン……。