好きです、センパイッ!!
柚木の言葉にショックを受ける私。
こ、これでも頑張ってるんだ。
先輩のことは見ないようにしてるし、会わないようにもしてる。
隠し撮りフォルダは今はもう封印してるし、先輩のことを考えないように家に帰ったら必ず授業の予習復習をするようになった。
「行こう、柚木」
「え、アンタお昼ご飯どうするの?」
「ダイエットだと思ったらどうってことない!」
教室に戻ると、柚木は私の前で遠慮することなくお弁当を食べ始めた。
いやまぁ別にいいんだけどさ!
中に入ってる唐揚げくれたりとかしないかなぁ?とか、考えちゃうんだけど!?
「なにお前、結局買わなかったの?」
紙パックのコーヒー牛乳を飲みながら私たちの横を通りすぎたのは睦月で。
ドキッとしちゃう。
だってやっぱり顔を合わせづらいもん。
『……言うよ。お前のことが好きだって』