好きです、センパイッ!!
一定の距離を保って、先輩達の後を追って行く。
着いた先は、駅前のカフェだった。
私ここ知ってる。
確か、学校の試験前になると学生さん達でいっぱいになるカフェだ。
確かに勉強するのにもってこいの場所だよね。
「おい、もういいだろ」
中に入っていった2人の後ろ姿を見ながらそう言った睦月。
んもう、分かってないなぁ!
「あの2人がラブラブしてるところ見るまで帰らないに決まってるでしょ!行くよ!」
先輩達にバレないように少し離れた席に座る。
「はぁ…なんか飲み物買ってくる」
呆れたようにため息をついた睦月にうははっと笑って見せた。