好きです、センパイッ!!
軽く睨まれて、苦笑いしか返せない私。
「睦月さぁ、いつも待ち合わせ遅れてこないよね」
「バカじゃねぇの。遅れないのが普通だろ」
呆れたようにため息をつく睦月。
うぐぐ、正論すぎて何も言えない……。
「と、とか言ってー、本当は私と一緒に学校行けるのが嬉しいだけのくせに!」
だからウキウキしちゃって早く来すぎちゃうんでしょ?
なんて、そう言うと今度はキッと睨まれた。
「チッ……何だよ悪いかよっ」
「えっ」
プイッとそっぽを向いてしまった睦月に目をパチクリとさせる。
耳赤いのは、寒いせいなだけ、じゃない……?
「な、なんかごめん……!」
そういう反応をされると、こ、困るっていうか。
私まで恥ずかしくなるっていうか。