好きです、センパイッ!!


***


全ての授業が終わった放課後、私、四ノ宮小春、ただ今動揺中。




「……む、睦月くん、これはいったい……」

「いーから、つべこべいってないで入るぞ」




先に行こうとする睦月をバッと見る。


あ、ありえない。

"あの"睦月が、こんな、こんな……!!




「こんなアクセサリーショップ!いったいどこで知ったの!ていうかどうして行こうと思ったの!ここが睦月の行きたい場所!?」


「うるっせぇな!」


「あいたっ!」




キラキラと眩しいアクセサリーが並んでいるお店の前で、

睦月に頭を叩かれて涙目になる私。



「だ、だって!こんな女の子しかいなさそうなお店にさ?女嫌いの睦月が行こうとするなんておかしいでしょ!?」

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