好きです、センパイッ!!
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全ての授業が終わった放課後、私、四ノ宮小春、ただ今動揺中。
「……む、睦月くん、これはいったい……」
「いーから、つべこべいってないで入るぞ」
先に行こうとする睦月をバッと見る。
あ、ありえない。
"あの"睦月が、こんな、こんな……!!
「こんなアクセサリーショップ!いったいどこで知ったの!ていうかどうして行こうと思ったの!ここが睦月の行きたい場所!?」
「うるっせぇな!」
「あいたっ!」
キラキラと眩しいアクセサリーが並んでいるお店の前で、
睦月に頭を叩かれて涙目になる私。
「だ、だって!こんな女の子しかいなさそうなお店にさ?女嫌いの睦月が行こうとするなんておかしいでしょ!?」