好きです、センパイッ!!


な、なんか、これ、すごい、




「か、カップルみたいだね……」




そんなことを言われたら嫌でも照れる。

照れ隠しに、熱くなった顔を冷まそうとパタパタと手であおぐ。


すると、「はぁ?」と不機嫌そうな声が。




「"みたい"じゃないだろ。小春は俺の彼女じゃん。違うの?」

「なっ……!?」




予想もしてなかった言葉に、口をパクパクとさせた。


む、睦月ってたまにすごく大胆なことを言うから、

ビックリするっていうか……っ。





……その後、睦月は私にネックレスをプレゼントしてくれた。

『や、やっぱり自分で買うよ!』

『俺が買わなきゃプレゼントにならないだろ。バカ』

こんな男前なことを言えるようになったのか、なんて、

密かに思ってしまったじゃないか。



しかもそれだけじゃない。

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