好きです、センパイッ!!


小さくそう言った睦月に、目を丸くする。


な、なんか……さ。




「わ、分かる……」




こういうの、くすぐったいなぁ。

恥ずかしくなってくる。顔が熱いよ。




「で、小春の返事は」

「ぜ、ぜひっ。行かせてください」




高校2年の冬、クリスマス。

私は初めて出来た彼氏と一緒に過ごす。




< 292 / 442 >

この作品をシェア

pagetop