好きです、センパイッ!!


ゴクリと唾を飲む込んだ


ど、どうしよう…




とりあえず教科書見て…

説明読んで、それでも分からなかったら最悪先生に質問………



焦る私

だって試験までもう時間ない


最初っからつまずくって…相当バカだな、私って…!







「小春」








聞き慣れたその声に、ハッとして顔を上げる



ど、どうしてまだ学校にいるんだろう

…私、てっきりもう帰ったのかと思ってました





「高広先輩…」





教室の扉から顔をのぞかせている先輩に、

どうしよう、小春、泣きそうですっ…





「ゔっ、どうしてまだいるんですかぁ」


「っな…何で泣くわけ?」





面倒くさそうに私を見る先輩


だってだって!

先輩ヒーローみたいな登場するしっ、やっぱりかっこいいしっ


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