好きです、センパイッ!!
「うう、素敵です…。」
「…そりゃどうも」
はぁ、とため息をついて私の前の椅子に座る
それにビックリした
「…何してるの先輩」
「…何って、お前相当困ってるみたいだし。」
頬杖をついてペラペラと数学の教科書を見る
「なに、もしかして俺の助け必要ない?」
「っ!!!」
思わずガタッと椅子から立ち上がる
せ、せせ、先輩……!!!?
どうしちゃったの、先輩…!!
「た、高広先輩が優しい…」
「は、失礼な奴。じゃあ俺帰るけど」
「あっ、ウソウソ!ここにいてっ」
思わず先輩の腕を掴むと、ふって小さな笑い声が。
「お前必死すぎ」
「っ、」
うゔっ……先輩が尊い…神さま……