好きです、センパイッ!!
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『ごめん、今日先帰るね……』
放課後、駅までの道のりを1人で歩いて行く。
睦月とはやっぱり気まずいままだった。
授業の内容も、全く頭に入らなかったし。
……先輩が、なるみさんと別れた。
いつ?それにどうして?
前に先輩たちを追いかけて入ったカフェの前を通り過ぎる。
頭の中に思い浮かぶのは、楽しそうに笑いあってた2人の姿。
……あんなに、仲よさそうにしてたのに。
なんて、そんなことを考えていると、見たことのある後ろ姿を見つけた。
「なるみさんっ」
声をかけたあとはどうしよう、とか、そんなことを考える前にもう名前を呼んでいた。