好きです、センパイッ!!
ニコニコと上機嫌な私を、眉を寄せて見る
「ていうか先輩っ、2年の内容なんて覚えてるんですか〜〜?」
「はぁ?受験生舐めんなよ」
「いった!」
教科書で私の頭をペシンと叩いた先輩をキッと軽く睨んだ
女の子に暴力は良くないですからね!?
「…で、どこわかんねぇの」
「えっ」
「んだよ。」
「……あの、全部……」
「…。」
静かに立ち上がる先輩
教室を出ようとするから、すかさずその腕を掴んだ
「……ここまできたら最後まで面倒みてください」
「……いやいや、無理だし、普通に。」
「何言ってんですかもう遅いですよ!!!」
本当に、本っ当に、面倒くさそうな顔をする