好きです、センパイッ!!
私のことをいつでも想ってくれてありがとう。
側にいてくれて、ありがとう。
「……私のことを好きになってくれて、ありがとう」
目を見開く睦月。
それから、ふはっと笑い出すから、私はビックリするわけで。
「……俺、お前のそういう真っ直ぐなとこ、やっぱ好きだ」
笑ってから、俯いた睦月はこんなことを言う。
私はきゅっと唇をひき結んだ。
私も、睦月のこと大切に思ってるよ。
「小春、手だして」
「え?う、うん」
恐る恐る両手を出すと、睦月は小さなラッピング袋を手のひらにのせた。
「本当はクリスマスに渡す予定だったんだけど、」
「あ……」
「これは友情の証ってことで。だからもらって」