好きです、センパイッ!!
「まぁ、告白するっていっても受験期の今じゃタイミングが悪いよね」
「ちょっ、待って私告白するなんて一言も言ってないんだけど!?」
「え、しないの?」
「むしろ何ですると思ったの!」
睦月と別れてすぐに先輩のところにいけるほど私は図々しくないんだからね!?
「えー、だって告白の流れだったじゃん」
「一応私告白してるからね。振られてるからね」
「あ、傷えぐっちゃった?ごめん」
柚木、絶対反省してないでしょ……。
ため息をついてお弁当箱をしまう。
「先輩が受験期っていうのもあるけど、振られるかもって考えたら勇気出ない。
それに、睦月にも申し訳ないっていうか……」