好きです、センパイッ!!


「……じゃ」

「はいっ!また!」

「また、なんてねーよ。こんな騒がしい奴、宗介だけで十分だっつの」




聞きなれない名前に首をかしげる。

先輩の後ろ姿を見ながら、ギュッとスカートの裾を握った。


次会った時は、私から話しかけよう。




私の青春は、今日から始まったかもしれない。





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