好きです、センパイッ!!
まさか本当に撫でてくれるなんて思わなかった。
名前だって呼んでくれるとは思わなかった。
「……頑張れ」
ずきゅん。
先輩の破壊力はハンパない。
私のハートどんだけ射抜けば気がすむんですか!
「はいっ、小春頑張ります!!!必ずや高得点をとって進級してみせます!!」
先輩に頭ぽんぽんされて、名前呼ばれて、
私今、最っ高に幸せだ!!
「ありがとうございます、先輩っ」
ニッと笑ってシャーペンを握りしめた
「(……一瞬でもコイツが可愛く見えたとか、
なんか腹立つ。)」
こんなことを先輩が思ってるなんて知らないまま。