好きです、センパイッ!!
ローファーに履き替えて、前に聞いた先輩の大学の最寄駅を目指す。
先輩の時間割は把握済みだ。
今から向かえば、ちょうど講義が終わる頃に大学に着くはず!
使ったことのない電車の線を使って、降りたこともない駅で下車する。
初めて歩く道は少し緊張する。
周りには私服を着た大学生らしい男の人や、女の人ばっかり。
な、なんか皆さんあか抜けてる……。
なんて、そんなことを考えているとあっという間に大学に着いた。
ゴクリと唾を飲み込む。
こ、ここが先輩の通ってる難関大学……。
校門からエリート感が漂ってる。
赤レンガの校舎がとってもオシャレ。
それにしても……思ったより人がいっぱいだ。
先輩のこと見つけられるかな?