好きです、センパイッ!!
◎可愛いって、先輩は言ってくれるかな
***
グラウンドから運動部のかけ声がかすかに聞こえる
先輩の教室へと廊下を歩いて行く私
スマホのカメラでもう一回顔面チェック
「変じゃない、よね…」
いやね、私的には睦月のおかげでバッチリだと思うの。
でもほら、こういうのって好みあるじゃん。
"似合ってない"とか、言われちゃったら…!
へ、ヘコむ…よね…
ゴクリと唾を飲み込んで、着いた教室の扉の前で立ち止まる
「(…でも先輩には会いたい。)」
うん、行こう!
「先輩!!小春がやって来ましたよ〜〜!」
ガラッと思いっきりよく扉をあけて教室の中に入った