好きです、センパイッ!!


「ちょっと待って、急になに?」




手のひらを出してストップポーズ


…どうしてそんな可愛い仕草ばっかり…!

うう、素敵ですよ、先輩〜〜…





「……だって、」





さっき、ものすごく不機嫌だったから。

騒がしくしてしまったから。


先輩うるさいの嫌いだし。


謝りに来たんですよ。





「先輩に嫌われるのだけは絶対にイヤだったし…」




ポツリポツリと呟くと、「はぁぁ?」っていう声が。




「…別にそれが理由で不機嫌だったわけじゃねぇし…」


「えっ、じゃあどうして怖い顔してたんですか」




首を傾けると、先輩は、言いたくなさそうに顔を逸らした



綺麗な人差し指でほっぺたをかいている


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