意地悪な集団
ジリリリリ

気づけば朝だった。
あの夜、私はいつの間にか寝ていたんだ。

今日は行きたくない学校もはやく行きたい。
あの事が、ものすごく気になって、朝食を食べ終わるとすぐ家を出た。
私はいつも登校時間ギリギリに着くから、まともに話をする時間がない。
鎌田が来るの遅い日は普通にしゃべってるけど。

最近、来るの早いし!!
なんか知らないけどさ。


早めに家を出た私はすぐ学校に着いた。
8時05分―
早すぎたか・・・

でも恵里奈はいるはず!
恵里奈は家がものすごく近いから遅くても10分までには学校に着いている。


ガラララ・・・
「恵里奈ー?」
「え?・・・結衣はやくない?」
「うん、まーね」
教室には恵里奈とあまり話したことのない女子が2人いた。

こんな光景はじめてだよ
・・・って!
こんなこと思ってる場合じゃない!!
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