意地悪な集団
第3章

始まり

ジリリリリ―

翌朝。
なんとなく今日は、いつもみたいに学校に行きたくなかった。
その原因は、めずらしく鎌田ではない。
そう、晴香に対しての・・・意地悪。

でも行かなければ・・・
パジャマから私服に着替えて、食卓へ向かう。

「あら、今日は早いんじゃないの?」
お母さんが、言った。
「うん。まぁね」
それは、私自身が早くしたの!

だって・・・昨日、末明に言われたから。
「いつもより早く来て、話そう」と。

もちろん、これは親にも言わない。
言えるわけがない。


「行ってくるー」
玄関で靴を履き、言う。
「はーい」
お母さんの返事を聞き、家を出た。

少し急ぎ足で待ち合わせ場所に向かう。
もちろん、いつものコンビニ前。
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