No.1の山田クン


「と!とにかく山田クンにそんな言い方しないの!
分かった?佑樹」


「はぁぁ!ったく、分かったよ!」


佑樹はすごすご自分の席に戻った



そして、私は山田クンまでも睨みながら



「いい山田クン!」


「あっ!はい」


「嫌な時は、ちゃーんと嫌って言いなさい!佑樹たちに良いように使われるだけなんだから!」


「あ、はい。ありがとう吉野さん。でも…なんかお母さんみたい」



そう言って山田クンはクスッと笑った


「ちょ、お母さんって何よ!失礼しちゃう!」


あっ!でも山田クンが笑ったの…初めて見たかも。


し、しかも ちょっと可愛いし…




ってーーー!!




なに可愛いとか思っちゃってるの!



わたしーー


しっかりしろ!





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