No.1の山田クン



なかなか縮まらない手と手の距離




その距離にイラつきを覚えた私は、山田クンの手をグイッと引っ張った



立ち上がった山田クンは、またクスッと笑いながら…




「吉野さんって見かけによらず力強いんだね」


「う、うるさい!余計なお世話よ」




お母さんの次はバカ力扱いですか…


本当…失礼なヤツ





草むしり場所に着いた私はびっくり


あまり人が来ない場所のせいか雑草が、わんさか生えていた



うぇえー二人でもけっこう大変そうなのに


沙映子先生ここ山田クン一人にさせるつもりだったの


沙映子先生、鬼だわー


ありえなぁいー


後で絶対文句言ってやろ!




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