しつこい君と恋をする。
知らなかった。
クラス半分以上が?
私のことを?
嘘だ!嘘だ!
絶対嘘だ!

「えー、じゃあ、委員長と副委員長を決める。やってくれる人、手あげろ。」

「はーい!」

私やりたーい!
そーゆーの、まぢ好きなんだよね〜!

「上田。やってくれるか。男子は誰かいないか?」
「俺やります!」
「俺もやる!」
『俺も。』

蒼も委員長系やる人なんだぁ…。
そんな風には見えないけど。

え?男子多くない?
どうやって決めるんだろう…

「男子お前ら多すぎだろ。
 どうやって決めようか…。」

「上田さんに決めてもらうのがいいと思います!」
「え?私?」
「うん。だめかな?」
「いや、でも、皆の多数決のほうが良くない?
ほら、私って、皆とは違う小学校だったし、皆のことあんまり、知らないから…。」
「あー、そっか。わかった!」
「うん。ごめんね…。」

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