宮花物語
「夫婦になってから、初めて抱くんだ……そのくらい激しくなくて、どうするんだ……」
「あぁぁ……」
信志は果てては、また黄杏と繋がり、二人の甘い時間は、一晩中続いた。
翌朝。
一人の家臣が、正后・白蓮の元を訪れた。
「どうなの?新しい妃は。」
「はい。王を、受け入れて下さったようです。」
「そう……跡継ぎは、産んでくれそう?」
「そうですね……女人から聞いた話では、王はかなり新しいお妃様を、お気に召したようですから、これが続けば、可能性はあると思います。」
「それは、よかった。お下がり。」
「はい。」
家臣が影に下がった後、白蓮は庭に出た。
信寧王に嫁いだのは、まだ8歳の時。
何も分からない二人は、式を挙げても、何も夫婦らしい事はなかった。
初めて夫婦の営みを持ったのは、10年も経った18歳の時だった。
「信志。なんだか、お互い裸になるなんて、恥ずかしいね。」
「あぁぁ……」
信志は果てては、また黄杏と繋がり、二人の甘い時間は、一晩中続いた。
翌朝。
一人の家臣が、正后・白蓮の元を訪れた。
「どうなの?新しい妃は。」
「はい。王を、受け入れて下さったようです。」
「そう……跡継ぎは、産んでくれそう?」
「そうですね……女人から聞いた話では、王はかなり新しいお妃様を、お気に召したようですから、これが続けば、可能性はあると思います。」
「それは、よかった。お下がり。」
「はい。」
家臣が影に下がった後、白蓮は庭に出た。
信寧王に嫁いだのは、まだ8歳の時。
何も分からない二人は、式を挙げても、何も夫婦らしい事はなかった。
初めて夫婦の営みを持ったのは、10年も経った18歳の時だった。
「信志。なんだか、お互い裸になるなんて、恥ずかしいね。」