Hold me 副社長の瞳と彼女の嘘
約束の時間になり、友梨佳は約束のバーの前で立ち止まった。
指定された場所は会員制のようで、薄暗い店内の奥には夜景が広がっていた。
(こんな場所だなんて……)
とりあえず一度化粧室へ行くと、自分の全身を見つめた。
アップにしていた髪を下ろし、ハーフアップにして、もう一度化粧ポーチを出して口紅を塗りなおした。
幸運なことに、今日は黒のワンピースを着ていた為なんとかこの空間でも浮かなさそうで安堵した。
(館長ってこんな所の会員になれるほどお給料いいの?)
そんな事が頭をよぎったが、意を決して友梨佳は店内へと足を踏み入れた。
やわらかな笑顔を向けた店員に約束の旨を伝えると、夜景の見える奥まった席に案内された。
指定された場所は会員制のようで、薄暗い店内の奥には夜景が広がっていた。
(こんな場所だなんて……)
とりあえず一度化粧室へ行くと、自分の全身を見つめた。
アップにしていた髪を下ろし、ハーフアップにして、もう一度化粧ポーチを出して口紅を塗りなおした。
幸運なことに、今日は黒のワンピースを着ていた為なんとかこの空間でも浮かなさそうで安堵した。
(館長ってこんな所の会員になれるほどお給料いいの?)
そんな事が頭をよぎったが、意を決して友梨佳は店内へと足を踏み入れた。
やわらかな笑顔を向けた店員に約束の旨を伝えると、夜景の見える奥まった席に案内された。