Hold me 副社長の瞳と彼女の嘘
二人を見送り事務所に戻り、ドレスのスケジュールを押さえていると、店長の真野洋子がやってきて友梨佳の隣に座った。
店長の真野は30代後半の落ち着いた女性だ。
「橋本さん、今の新婦様決まった?」
「はい、店長。AR-250で決めて頂きました」
「アリサの新作ね。このドレス人気よね」
「そうなんです。この本当に着ると素敵で……。見ているより絶対着ていただくとこのドレスの良さが引き立つので、できたらたくさんの新婦様にお勧めしたいんですけど、全国的にも人気だし、点数も少ないし……。サイズとスケジュールがいっぱいであまりお勧めできないんですよ。もっと増やしてもらえないかな……」
最後は呟くように言った友梨佳に、
「今度の会議でその話しようね。橋本さんチーフになったから本社の会議出席よ」
「あっ。今回からそうですか?」
忘れていたように言った友梨佳に、
「そうよ、副社長も入られる会議は初めてよね」
店長の真野は30代後半の落ち着いた女性だ。
「橋本さん、今の新婦様決まった?」
「はい、店長。AR-250で決めて頂きました」
「アリサの新作ね。このドレス人気よね」
「そうなんです。この本当に着ると素敵で……。見ているより絶対着ていただくとこのドレスの良さが引き立つので、できたらたくさんの新婦様にお勧めしたいんですけど、全国的にも人気だし、点数も少ないし……。サイズとスケジュールがいっぱいであまりお勧めできないんですよ。もっと増やしてもらえないかな……」
最後は呟くように言った友梨佳に、
「今度の会議でその話しようね。橋本さんチーフになったから本社の会議出席よ」
「あっ。今回からそうですか?」
忘れていたように言った友梨佳に、
「そうよ、副社長も入られる会議は初めてよね」