Hold me 副社長の瞳と彼女の嘘
始は相変わらず表情の無い瞳で友梨佳を見つめると、助手席のドアを開けて友梨佳を促した。
少し会釈をして友梨佳は助手席に乗り込むと、高級そうな革の匂いと重厚感のある車内が広がっていた。
始も運転席に乗り込むと、友梨佳にシートベルトを締めるように言うと、自分もシートベルトを締めた。
「あれ?」
なかなかシートベルトを締めれない友梨佳に、始は身を乗り出すと、友梨佳の上に乗りかかるようにシートベルトを取ると、そのまま友梨佳の瞳をジッと見つめた。
「か……ん……ちょう?」
その瞳に映った自分の瞳が、揺らいでいるのがわかったが、始の瞳は相変わらず真っすぐとしていて、何を考えているのか分からなかった。
不意に瞳が見えなくなったと思った時には、唇が激しく塞がれていた。
何度も角度を変え繰り返され、下唇を食まれ口をこじ開けられるように舌が差し込まれた。
「……んっ……」
久しぶりの激しいキスに、友梨佳は訳が分からず目を見開いた。すぐに触れるかわからない距離で、
「キス嫌?」
「な……何を言って……」
その言葉を塞ぐように何度も落とされるキスに、友梨佳は拒否するこもできずただ呆然と始のキスを感じていた。
(なんで?どうしてキス?)
触れる唇が熱い。自分が熱いのか、始の唇が熱いのかそれもわからなかった。
少し会釈をして友梨佳は助手席に乗り込むと、高級そうな革の匂いと重厚感のある車内が広がっていた。
始も運転席に乗り込むと、友梨佳にシートベルトを締めるように言うと、自分もシートベルトを締めた。
「あれ?」
なかなかシートベルトを締めれない友梨佳に、始は身を乗り出すと、友梨佳の上に乗りかかるようにシートベルトを取ると、そのまま友梨佳の瞳をジッと見つめた。
「か……ん……ちょう?」
その瞳に映った自分の瞳が、揺らいでいるのがわかったが、始の瞳は相変わらず真っすぐとしていて、何を考えているのか分からなかった。
不意に瞳が見えなくなったと思った時には、唇が激しく塞がれていた。
何度も角度を変え繰り返され、下唇を食まれ口をこじ開けられるように舌が差し込まれた。
「……んっ……」
久しぶりの激しいキスに、友梨佳は訳が分からず目を見開いた。すぐに触れるかわからない距離で、
「キス嫌?」
「な……何を言って……」
その言葉を塞ぐように何度も落とされるキスに、友梨佳は拒否するこもできずただ呆然と始のキスを感じていた。
(なんで?どうしてキス?)
触れる唇が熱い。自分が熱いのか、始の唇が熱いのかそれもわからなかった。