Hold me 副社長の瞳と彼女の嘘
連れていかれたラウンジは、照明が落とされた奥まったスペースで、夜景が目の前に広がる横並びの席だった。
周りからも隔離されており、すごく雰囲気のある場所だった。
(デートで初めてこんなところに連れてこられたら、一気にもりあがりそうだな。隣の距離も近いし……)
そんな事を友梨佳は思いながら、ここに来るまでにチラチラと始に向けられた視線で、改めて始の綺麗すぎる顔を再認識した。
そのあたりに芸能人がいても、始をみたら逃げ出したくなる。そんな雰囲気すら漂っていた。
いつものようにネクタイをしていない、そのあいた襟元から見える鎖骨が色っぽい。
初めて男の人に色気を感じ、友梨佳はゾクリとした感覚を覚えた自分に驚いた。
(こんな欲求が私にあったなんて……)
「何を飲む?」
そんな友梨佳の気持ちなど気づいていないだろう、始は慣れた様子でメニューに目を落とし、隣に座った友梨佳を見た。
「おまかせしてもいいですか?」
静かに言った友梨佳の言葉に、始は頷きオーダーすると友梨佳をジッと見た。
周りからも隔離されており、すごく雰囲気のある場所だった。
(デートで初めてこんなところに連れてこられたら、一気にもりあがりそうだな。隣の距離も近いし……)
そんな事を友梨佳は思いながら、ここに来るまでにチラチラと始に向けられた視線で、改めて始の綺麗すぎる顔を再認識した。
そのあたりに芸能人がいても、始をみたら逃げ出したくなる。そんな雰囲気すら漂っていた。
いつものようにネクタイをしていない、そのあいた襟元から見える鎖骨が色っぽい。
初めて男の人に色気を感じ、友梨佳はゾクリとした感覚を覚えた自分に驚いた。
(こんな欲求が私にあったなんて……)
「何を飲む?」
そんな友梨佳の気持ちなど気づいていないだろう、始は慣れた様子でメニューに目を落とし、隣に座った友梨佳を見た。
「おまかせしてもいいですか?」
静かに言った友梨佳の言葉に、始は頷きオーダーすると友梨佳をジッと見た。