意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!





……あ。



王子が近くにいる。



というよりこっちに向かってる?



「ヘレン。」



「は、はい。」



いけないいけない。



王子がこっちに向かってるかなんて分からないじゃない。



私が分かるのはどこにいるかって言うことだけ。



目的地まで分かるわけじゃないし、



さっき陛下とあった時とは違ってこっち側にはたくさん部屋があるんだから。
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