意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!
私の髪に触れていた手は、いつの間にか顎に移動していてクイっと上に持ち上げられる。
目の前にはありえないほどの色気を放出している陛下の綺麗な顔。
その顔が少し傾いた状態で私に近づいて……
ってちょっと待って!!!
なにこの急展開!?
どういうこと!?
何がどうしてこうなったの!?
ええええ待って私このままじゃ髪だけじゃなくて唇にまで
き、き、キスされるんじゃないの!?