意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!






もう無理だと諦め、大人しく2歩ほど王子に近づく。



「はぁ……疲れた。」



「お、王子!?」



立っている私と、座っている王子。



いつもは私が王子の胸に顔を埋める形なのに、



今は王子が私の胸に顔を埋めている。



腰にはガッチリと腕が回っていて、



ご機嫌で擦り寄ってくる姿は少し猫に似ている。



「なんか、思ったり柔らかいんだな。」
< 148 / 270 >

この作品をシェア

pagetop