意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!
それにあの2人がどこにいるのかは私にはすぐに見つけることが出来たから余計に。
どうやら2人で階段の踊り場にいるらしい。
今日は1日城全体の警護にあたったせいもあって、
王子の事を気にかける余裕はなかった。
もう少しちゃんと見ておくんだったな。
「ここの階段の踊り場、だな……」
2階、3階、4階へと繋がっている階段を登っていく。
……ガイ王子の背中が見えた。
「えっ……」