意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!






でも、今更引き返すことは出来ない。



ここまで来たんだ。



進むしかない。



「行こう。」



ーーーガチャ



「へ、ヘレン!?」



扉を開いて真っ先に聞こえてきたのは、



心底驚いた顔をした兄上だった。



王子に関しては驚きすぎて声が出ない様子だ。
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