意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!







何かが足にあたり音を立てて転がった。



「チャーム……?」



手に持ったそれは、かなり錆び付いた銃の形をしたチャーム。



「知っている……俺はこれを、見たことがある。」



わからない、どこで見たんだ。



どこで、どこで……



「ヘレンが、使っていた、のか?」



この銃のチャームを、ヘレンが?



「そうだっ………!!!!」
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