意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!




それからの私の毎日は変わった。



それまでサボり続けた勉強に取り組み、



いつか護衛の任務につけるようにと、



必死に練習に励んだ。



投げやりになっていた部分もあっただろう。



大好きな母が病弱な身体に鞭打って産んでくれたこの身体を大事にしたかった。



もう傷つけたくなかった。



母が好きだと言ってくれた自分自身を嫌いだと思った事実を消し去りたかった。
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