意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!





が、私をからかって面白がるところは嫌いだ。



「まぁーいいじゃん?護衛ってさ、ずっと周りに気張ってるから。いい休憩じゃん。」



「そう、かな。」



「そうだろ。それに明日は城下だって?いいなー女の子と会えんじゃん。」



「変態。」



いつの間にこんなにも女たらしになったのか。



気づいた時にはすっかり女に見境がなくなっていた。



きっと自分のルックスの良さを知った頃だろうな。



「楽しんでこいよ。お前にとっても久しぶりの城下だろ?ほら、ここ2年はお前、なんて言うか……必死すぎてたっていうか。」
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