もう君とは会ってはいけないのに…。
「あ!聖奈ちゃん。おはよ。」

この人が悠真くん?かな。
わからない…!


「あの、悠真くんですか?」
「うん。そうだよ。」
「湊から聞いた?」
「話したがってるってこと?」
「そう。俺、山本悠真。
 もうすぐホームルーム始まるからまた後でね。」

あの人が悠真くんか。
なんか、爽やか系?かな。
絶対女の子にモテるよ。
かっこいいもん。


キーンコーンカーンコーン


「ねぇねぇ、聖奈ちゃん。」
「あ。悠真くん。」
「髪の毛可愛いね。この学校って、巻いていいんだっけ?」
「うん。この髪型難しくて。朝いつも時間かかっちゃうの。」

髪の毛のこと褒めてくれた。
中学生のころは、派手って言われてたのに。
悠真くんって、かっこいいな…。

「そうなんだ…。
 まぁ、聖奈ちゃんに似合ってるよ。」
「ありがとう。」



「おーい!1時間目始まるぞ。
 席つけー。」

「やべっ!じゃ、また後でね!」
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