彼が私を振った理由
かなたの思い
「ねー奏多ー!
明日ってサッカーの試合でしょ?
応援行くね!」
え、
応援に来てもし倒れたら…
俺は小さい頃からの持病で心臓病の病を持っている。
「来んな、」
つい冷たい言い方になっちまった。
ごめんな。
マナ。

マナは俺の中で大好きな女の子だった。


ー試合当日
「かーなた!」
マナっ!

「なんで来たんだよ!」
違う。
応援に来てくれるのは嬉しいんだ。
でも倒れたらっ…!

「応援したかったから!」
「いらねぇんだよ!
そんなの!
来んな、さっさと失せろ!」

違う。
こんな言い方したかったんじゃねぇ。

そんな…顔させるつもりじゃねーんだよっ!
パシッ
ボトッ
変な音がした。
あっ!
マナが作ってきたべんとう…おっことしちまった!


こんなの見てると…余計…悲しくなってくんだよ!
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